マルバシア -Malvasia-
地中海一帯に広がる高級品種マルバシア100%。
樹齢40年以上の畑より収穫しフレンチオーク3か月熟成。
白いバラやドライフルーツ、桃のような熟した甘い香りと豊かな果実感。
ナッツのようなリッチでふくよかな余韻がエレガントさを演出します。
苗や果実を食べてしまうウサギはブドウ畑にとっては厄介な害獣です。
それでも美味しいものをしっているウサギに狙われるということは畑が健全で美味しい証拠。
そんな思いから天敵でもあるウサギに敬意を表しラベルに描かれました。
ヴィンテージ/2022
ワイナリー/ボデーガス・アラーエス
原産地/D.O.バレンシア
品種/マルバシア100%
内容量/750ml
度数/13.0%
希少品種マルバシアのエレガントなトップキュベ
「マルバシア」はボデーガス・アラーエスの最上級キュベ(ワイナリーが特別な畑や製造方法で生産したワイン)「Los Arráez」シリーズの5アイテム目として2019年12月に、リリースされました。
オーナーでありワインメーカーでもあるトニー・アラーエスが、これまで培ってきた醸造学とワイン造りの歴史を踏襲し、ワイナリー史上最高の作品を生み出すべく個人的なプロジェクトとしてスタートしました。
憎き害獣に襲われるこそが最高品質の証拠となる
「マルバシア」はギリシアのクレタ島原産と言われているブドウ品種で、現在は地中海沿岸やカナリア諸島などでも栽培されており、肉厚でボディのふくよかな柔らかい味わいの白ワインに醸造されます。
エチケットに描かれるうさぎは昔からブドウ畑にとっては害獣とされ、嫌厭されてきました。
ここアラーエスでも、植樹された40年前から現在に至るまで、うさぎによる被害は少なくありませんでした。
しかし、「うさぎは美味しく、食して安全なことを知っているからこそ、この畑に現れるのであって、うさぎいる畑はそれだけ上質で健康なブドウが栽培されている証拠です。」というオーナー・トニーが考えるように、長い間害獣としてとらえられていたうさぎに敬意をはらいこのラベルが描かれました。
ボデーガス・アラーエスが所有する畑の中でも最もブドウ栽培に適した畑テレス・デルス・アルフォリンス(Terres dels Alforins)の中で、自然農法により40年前から栽培されてきたマルバシアを使用。
全体の30%はフレンチオーク樽にて3か月熟成したものをブレンド。
輝くイエローゴールドの色調。熟した桃やアプリコットや白い花のようなアロマの他、ドライフルーツやナッツのようなニュアンスも感じられます。
口当たりは柔らかく、果実の甘み、フルーティーさを感じ、豊かなボディ感がエレガントさを演出します。
瓶内での長期熟成がとても期待できるポテンシャルも備えています。
バレンシアの中でも最南端に位置する、ラ・フォント・デ・フィグエラ。ボデーガス・アントニオ・アラーエスはブドウ畑やオレンジ畑そして緑豊かな山が見渡せる場所に位置しています。
彼らのワイン造りの始まりは1916年、周囲のいくつかの農家が自分たちの育てたブドウを使ったワインを造り出すためにワイナリーを設立し、その後1950年に元オーナーの祖父であるドン・アントニオがそのワイナリーを引き継いだことから始まったワイナリーです。